鉄道事業部 車両製作所 新車工場
形式
国鉄 70系新潟 4両編成
(まとめ その5)
製造・更新
神戸重工本社工場
取り付け足をカットして足りなかったグロベンの処理が完了しました。
取り付け穴近辺が若干盛り上がっていて、グロベンが浮き上がるので、Φ3mmのドリルで軽く面取りしておきました。
そうして全車のグロベンをゴム系接着剤をシンナーで溶いたもので接着しました。
モハ70の一次型は元々の穴を利用したので、車体方向一直線にそろっていませんが、 この作品のコンセプト上、あえて修正はしませんでした。
PS−16改のPS−13タイプもずいぶん汚れてしまっています。 塗装はしないので、ブラスクリーンで洗浄する事にします。
かなり輝きを取り戻す事が出来ました。 ブラスクリーンはにおいはきついですが、非常に重宝しております。
悩んでいたモハ70の避雷器は結局手持ちのピノチオ製パーツをグレーに塗装後、取り付けました。
理由は一次型と四次型の位置の違いがアクセントになって面白いと思ったからです。
実車の一次型の位置ですが、本当にこんな位置に取り付いていた様で、旧型国電の面白みを感じる事が出来ますね。
写真がピンボケで申し訳ありません。
窓セルも昔使った余りが残っていましたので、ちょっと傷だらけなのですが、使う事にしました。
モハ70 一次型のみ後から裏打ちを追加した関係で窓セルは分割して貼らなくてはなりません。
窓セルも微量なゴム系接着剤で張り付けてあります。 こちらもシンナーで薄めたものを筆塗りしています。
クハ76、モハ70四次型、クハ68は側面の窓セルは一枚ものですので、貼り付けが楽でした。
クハ68の先頭部以外の幌は昔使ったゴム幌を使いたかったのですが、ほとんどの模型屋さんには在庫がもうない模様です。
あまり探し回る事はしませんでしたが、灯台もと暗しでエコーモデルさんに少量在庫があったのを購入する事が出来ました。
もちろん、カワイモデル製品です。私の作品でも、これが最後に使うゴム幌となるでしょう。
念の為、ブレーキクリーナーで脱脂しました。
この幌もゴム系接着剤で貼り付けました。
そうです! 昔作った電車はみんなこんな感じでした。
クハ76の運転室仕切り板は数多くの塗装修正の結果、赤が廻り込んでしまっていました。
念入りに室内側からマスキングして薄緑色を再塗装しました。
他への塗料廻り込みも無く、修正が完了しました。
床板、台車はフラットベースを多めに入れたクリアラッカーで艶を消しました。
台車は何とかうまくいったものの・・・。。
床板はフラットベースが多すぎたみたいで、白くかぶってしまいました。
これはシンナープール経由、再塗装です。
前述のゴム幌を入手した際に挽き物のブレーキシリンダーも購入しました。
竹串にさして黒塗装します。
床板の再塗装も完了しました。
実は、春前にハンドピースをバジャーからタミヤに変更したのですが、その時から艶を消せなくなってしまったので、今回バジャーを使ってみました。
そうするとあら不思議、いさみやのカラープライマーでもしっかり艶が消えてくれました・・・。
タミヤのハンドピースがまだまだ使いこなせていないという事ですね・・・。
軸受部をマスキングせずに塗装しましたので、塗装をはがしました。
綿棒もやすりも入りませんので、つまようじの先端をカットして、シンナーにしばらく漬けておいたものを使用しました。
ちょっとわかりにくいですが、クハ76のみ窓セルの一部が曇ってしまいました。
どうやら、運転室仕切り板の再塗装時に曇らせてしまったみたいですね。
こちらも貼り直しです。
車体外装工作はほぼ完了しましたので、久しぶりに電子工作です。
ランプ類は今や当たり前となったLEDを使用します。
電流の制御は手持ちのCRDを使用します。
使用する部品は(左から)整流用ダイオード、CRD、赤色LED、電球色LEDです。
全て以前秋葉原で入手したパーツです。
尾灯は、今ならチップLEDが使えるのですが、在庫整理の意味も込めて写真の様にレンズ部分の直径と長さを加工して使う事にしました。
赤色LED点灯に必要な電流に合わせ、15mAのCRDを使いました。
LEDはできるだけ低い電圧で光らせたいので、並列にしてあります。
その為、都合二組ずつのダイオードとCRDを使った事になります。
今回は各部品をそのまま半田付けして、熱収縮チューブでテールライトケースに組み付け易い形に組み上げています。
前面補強の板が配線の邪魔になったので、カットしてしまいました。
前面は瞬着が効いていて、補強板を外しても前面のRが変更するという大事件は起こりませんでした。
仮止めして様子を見ます。
LEDが大きいのでギリギリのレイアウトになってしまいました。
点灯テスト。 このLEDは古い製品なので、ちょっと光量が少な目かな・・・。
ヘッドライト用の電球色LEDには20mA必要ですが、まだ20mAのCRDは一般的には無いみたいですね。 ですから、今回は10mAのCRDを並列にして使用しています。
こちらの光量は結構出ましたね。Φ3mmのLEDで十分です。
70系電車には関係ありませんが、私は8年程前に製作した、「電車でGO!」コントローラー改造のパワーパックを愛用しております。
昔のTMSの記事を見ながら作ったのですが、トランスを使った大きな電源を接続していたので、工作台に置いて使うのはちょっと場所を取り過ぎでした。
今回 良い機会なので、これまた以前入手した秋月電子のスイッチングACアダプタに変更してしまいます。
向こう側が今まで使っていたトランス。 手前側が新しい電源です。
トランスの他に大きなコンデンサも必要でしたので、ずいぶん省スペース化出来た事になりますね。
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